以下は、私が実際の経験に基づいて選んだ参考書と、その活用方法です。
大学入試と大学の授業での勉強はしたけれど・・・。というレベル(英検でいうと3級と2級の間ぐらい)の方が独学でTOEICの勉強をして、最終的にスコア750ぐらいを目指されることを想定しています。
「TOEICに出る英単語1740をラクラク覚えてしまう本」 朝日出版社
小池 直巳 著 ¥1,400
をみっちりと勉強しましょう。(題名ほど簡単にはいきません。地道に勉強しましょう)
上記の単語集をほぼ勉強し終わったら、2冊目の単語集としては、
「英検準1級にでる英単語1200」 中経出版
中村 彰伸 著 ¥900
を買いましょう。
英検用の単語集で、しかも一冊目より収録語数が少ないというのは、不安かもしれませんが、この本に載っている単語はかなりレベルが高く、1ページ勉強するのにも結構エネルギーを使います。「充実の一冊」といえるでしょう。
何よりも、一冊目の単語集と重複する単語が少ないという、奇跡的な特長があります。
私の経験では、この2冊目の単語集の勉強が終わる頃を境に、TOEICの問題文の単語を難しいと感じなくなりました。
なお、単語を勉強する際には、発音とアクセントの位置に注意しながら覚えるようにして下さい。このことが、リスニングの実力アップにつながります。
後者の例としては、様々な出版社から出ていますが、中には本試験より簡単な本も多いので注意して下さい。
「TOEIC模試600問」 アルク
テープ込みで¥4,800
は、結構レベルの高い問題が3回分収録されています。(このシリーズは続編も出ています。どれもお勧めです。)
このタイプの問題集は、1回やれば十分です。同じ時間を図ったとしても、やはり本番の緊張感と、マークシートを実際に塗りつぶす大変さ等を経験することは出来ません。TOEIC試験は年6回もあるのですから、模擬試験より実際に何度も受験した方が力が付きます。
ところが・・・。この模擬試験の活用方法は別なところにあります。附属のリスニング試験用カセットテープが重要で、これを何度も繰り返し聞くことによって私はリスニングの力を付けました。(本当にリスニング対策は、これだけしかやっていません。)
勉強方法は簡単。BGMとしてただ聞くだけです。日本語訳を見ながら集中する必要はありません。そのかわり何度も何度も聞いて下さい。私は同じテープをひたすら一ヶ月続けて聞くようにしています。目安としては、1日平均2回×30日ですね。3ヶ月たったら模試3回分のテープをすべて聞き終わりますが、その後は、新しい教材を買っても良いし、最初のテープに戻って繰り返しても良いと思います。
・辞書は何が良いか・・・という質問にはお答えできません。私は英和辞典を持っていないのです。
「分からない単語はすぐ調べる」のが英語の勉強の王道かもしれませんが、私自身は「分からない単語は放っておく」タイプです。考えてみれば、自分自身は国語辞典をあまり使わなくても日本語を習得出来たわけですから・・・。
以上が私のお勧めする参考書と、その活用方法です。
語学は、何と言っても地道な勉強を続けることが基本です。その中でも単語の知識は重要ですので、毎日少しずつでも良いですから、単語の勉強を続けましょう。
では、お互い頑張って勉強しましょう。