TOEIC 禁断のテクニック
「初歩のテクニック」の続編です。以下は、私が受験時に実践しているテクニックのうち、あまり一般に知られていないと思われるものをまとめました。
1〜2回受験経験がある、中〜上級者向けの、ちょっとしたアドバイスだと思って下さい。
<テクニック1>試験開始前の精神集中
なんだ、こんなこと・・・と思わないで下さい。
問題用紙が配られたら、ひっくり返して、『じっと』精神を集中して見つめて下さい。
運が良いと(大体3回に1回くらいの確率で)、最後の問題の一部が透けて見えることがありますよ。
<テクニック2>ナレーション時はじっとするな
リスニング問題の各パートの冒頭に、英語で説明のナレーションが流れますよね。大体数十秒ぐらいですが、この間じっと待っているのはもったいないと思いませんか。
私は、この間は、PART4の選択肢に目を通しています。
TOEICの受験経験がある方はお気づきでしょうが、リスニングのPART3、4は先に選択肢に目を通しておくと、正答率がグッとあがります。しかし、1問ずつ問題が進むPART3と違い、複数問を続けて答えるPART4では、とてもその場では追いつきません。そのため、ナレーションの時間を活用して事前に目を通しておくのです。
なお、私の場合、ナレーションの時間を全部活用しても、残念ながらPART4の選択肢の全部に目を通す時間はありません。大体20問中の10問くらいに目を通すことが出来れば良しとしましょう。
<テクニック3>PART3、4のマークは後回しにしよう
PART3、4の合計50問は、マークシートを塗りつぶすのはリスニングが全部終わってからにしましょう。
PART1、2は問題が読まれる都度マークシートを塗りつぶす余裕がありますが、PART3、4になると、マークシートを塗りつぶすのにちょっと手間取ると、次の問題が読まれてしまいます。したがって、この部分は解答用紙の該当欄にチョッと印を付けるだけにして(注:現在は問題用紙にチェックの書き込みをすることは禁止されてます。)、マークシート欄を完全に塗りつぶす作業は後回しにした方が、リスニングに集中できて良い結果が出ます。
50問塗りつぶすのに必要な時間は3〜5分です。その分、ただでさえ足りないリーディングの時間がつぶれてしまいますが、その犠牲を払うだけの効果はありますよ。
<テクニック4>PART7は縦線を一本引く
これはどういうことかご説明しましょう。
PART7では、1つの文章等につき、2〜4問の問題があります。その並び方が重要なのです。
2問だけの場合なら、
161 162 という感じで横に並ぶので、問題ありません。
しかし、3問の場合は、
161 163
162
4問の場合は、
161 163
162 164 と、縦方向に番号が続いているのです。
おそらく、かなりの受験生が、
161 162
163 164 と、横方向に番号が続いていると勘違いしていると思います。
ということで、この不幸な間違の防止には、
161 | 163
162 | 164 と、中央に縦線を一本引くと効果があります。
なお、現在は問題用紙に書き込みをするのは禁止されていますので、鉛筆で線を入れるわけにはいけません。爪か何かで跡を付けると良いでしょう。
お解りいただけましたか・・・。
<テクニック5>試験終了間際になってもあきらめるな
試験終了5分前になってもまだ数問(10問以上かも)残っている・・・。
よくあることです。
このようなケースでは、焦りが出て、問題を解くのをあきらめて「とりあえず残りを適当にマークしよう」と考える人が多いと思います。
しかし、5分あれば1〜2問ぐらい解けます。とりあえずはあきらめずにギリギリまで問題文と格闘しましょう。
残りの適当にマークするのは30秒ぐらいでできます。極論すれば、時間終了後、実際に試験官が回収にくるまでの間に作業するぐらいの気持ちで良いでしょう。
以上が私がこっそり(?)お教えする禁断のテクニックです。良ければお試し下さい。