TOEIC 初歩のテクニック


 TOEICの得点を上げるのに、一番良い方法は「地道な勉強」です。
 でも、料理に調味料が必要なのと同様に、試験にはちょっとしたテクニックが必要なんです。
 では、まず初心者向けのテクニックを・・・。

 

<テクニック1>PART1のペースにだまされるな


 PART1は、写真を見ながら答える問題なので、結構取っつき易いパートです。
 テープのスピードもそんなに早くないため、結構余裕があったりします。
 でも、TOEICで簡単なのは、このPART1だけです。その後は急に難しくなりますので、特に最初に受験する人は、PART1だけを聞いて「TOEICって思ったより簡単だな」と油断しないでください。

 

<テクニック2>PART2は出だしが勝負


 PART2は、疑問文が読まれ、これに対応する返答文を答える問題です。
 例えば、When are you leaving for Japan ?
 といった疑問文が読まれますが、この文章の最初の"When"を聞き逃したらもう解けません。PART2は、最初の1語に全神経を集中しましょう。
 初心者〜600点ぐらいの方なら、最初の1語だけを聞いて解答を選ぶぐらいで丁度良いはずです。

 

<テクニック3>選択肢を事前に全部読むのは難しい


 PART3、4については、「事前に選択肢を読んでおくと良い」と言われます。
 しかし、問題の合間に4つの選択肢全部に目を通すのは初心者には無理です。無理して全部読もうとすると、肝心の本文に集中できなくなりますので、選択肢は2つ程度しか読めないものと割り切って取り組みましょう。
 中級者以上になると、
 ・選択肢の冒頭が共通する場合は、後半だけ読む。
 ・マークシートの塗りつぶしを後回しにする(「禁断のテクニック」参照)。
 といった方法が身について、4つの選択肢を全部読めるようになります。
 それまでは我慢しましょう。

 

<テクニック4>リーディング問題はとにかく急げ


 PART5、6、7のリーディング問題は100問を1時間15分で解きます。とにかく問題量が多いので、スピードアップを心得ましょう。
 PART5、6は合計30分(1問あたり30秒)でクリアしないと、PART7で10問以上やり残すことになりますよ。
 他の択一式試験で良くあるように、「自信がない問題は後で見直そう」なんて考えは捨てましょう。そんな時間はありません。

 

<テクニック5>PART5、6は時制と品詞に注目


 少しはテクニックらしいテクニックを・・・。
 PART5、6を解くには、慣用句、熟語、前置詞、文法等の知識が必要ですが、これを身につけるのには地道な勉強の積み重ねが必要ですね。
 でも、
 ・時制の一致(特に現在形が盲点)に注目する。
 ・品詞があっているかチェックする。
 の2点に注意するだけでも、かなりの問題が解けますよ。

 

<テクニック6>とにかく全問マークしましょう


 最初は時間が足りなくて、全部の問題を解くのは至難の業です。
 でも、解答のマークだけは、適当でも良いから全部しておきましょう。

 

 以上がとりあえずのテクニックです。是非お試し下さい。


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