TOEIC 受験時のエピソード


 先日(平成9年1月26日)の受験で、私のTOEIC受験回数は10回目となりました。キリの良いところで、今までのエピソードをまとめてみました。
 皆様のスコアアップには無関係な話ばかりで恐縮ですが、ご用とお急ぎのない方は、どうぞお付き合い下さい。

 

<エピソード1>初めての受験

 今でこそ、TOEIC試験をリラックスして受けていますが、最初の受験の際は過剰なほど気合いが入っていました。
 5月の試験に備えて、2月上旬からTOEIC漬けになって勉強し、模擬問題集を何度も解いて問題慣れしたはずだったのですが・・・。実際に受験してみると雰囲気が全然違いますね。特に模擬問題集では、正解の番号に○を付けるだけで済ましていたのに、本番ではマークシートを塗りつぶさなくてはいけません。その時間が結構かかるので、焦りまくったことを覚えています。(もちろん時間不足で、10問以上やり残しました)
 まさに、「10の模擬試験より1の本試験」ですね。「私は実力不足だからまだ受験は見送ろう。」といっている貴方。勇気を出して受験した方が良いですよ。

 

<エピソード2>大教室にご用心

 最初の受験地は京都を選びました。同志社大学卒の私は京都市内の方が土地勘があるためなのですが、指定された会場はなんと超大教室で大変でした。
 だって、リスニングのテープの声が微妙に反射して、ダブって聞こえるんですよ・・・。
 これに懲りて、2回目からは大阪の会場(大阪国際女子大学)で受験しています。今の会場は音響が良くて気に入っています。

 

<エピソード3>時間配分の大失敗

 TOEICでは、時間内に全問解ける人はむしろ少数派です。大抵は何問かやり残します。初めての試験で10問やり残した私は、2回目の受験のリーデイングをPART7からやり始めました。
 これが何と大失敗。前回以上に時間が足りなくなってしまい、結局26問もやり残してしまいました。それ以来私は素直に前の問題から順番に解いています。
 ちなみに私が初めて時間内に全問解けたのは6回目の受験(平成8年1月)の時でした。最後の3問ぐらいになったところで、感動のあまり手が震えましたよ。本当に。

 

<エピソード4>120点ダウンのショック

 4回目で720点をとった私は、順調なスコアの伸びに大満足でした。そして、5回目の受験の手応えもまあまあだと感じた私は、密かに「760点ぐらいはとれるかも」と思ったものでした。
 しかし、結果は何と600点・・・120点もの記録的なダウン。しかも最初の受験時の620点さえ下回るという低成績でした。
 「最初に受験してからこれまでの1年半は何だったのだろうか・・・」と、無茶苦茶落ち込みましたよ。

 

<エピソード5>眼鏡が・・・

 私は現在、レンズの上半分だけしかフレームが覆っていないタイプの眼鏡をかけています。このタイプはレンズの下半分は釣り糸のような透明な糸で支えているのですが、試験当日、会場へ向かう電車内でその糸が切れてしまったのです。当然レンズは外れるし、駅前に眼鏡屋はないし・・・。いや〜あせりました。
 結局、ローソンでハサミと両面テープを買って応急修理をして事なきを得ましたが、試験中、眼鏡が気になって仕方がありませんでした。かなり集中力が落ちていたはずです。

 

<エピソード6>風邪でフラフラ

 長く受験を続けていると、一度ぐらい体調の悪いときがあるものです。私は、風邪でフラフラの状態で無理して受験したことがありますが、大変でした。
 まず、家から会場に着くまでの間にエネルギーを使い果たしてしまい、試験前には咳、熱、鼻水に加えて頭痛までひどくなる始末・・・。洗面所で何度も顔を洗い、リスニング中に咳が出ないようにノド飴をなめ(予備のノド飴を机の中の取りやすい位置に忍ばせ)、とにかく気合いを入れて挑みました。
 試験途中でのリタイアも覚悟していましたが、緊張感を保つことが出来たせいか、何とか2時間耐えられました。緊張が解けて、さらに体力を消耗させた状態での、帰りの道のりの長くつらかったことといったら・・・。
 ちなみに、翌日は会社を休みました。

 

<エピソード7>あれ、前回と同じ問題が・・・

 10回目の受験で確信したことが一つあります。それは、「TOEICの問題は一部分使い回しである」ということです。
 例えば、今回ははっきりと「見覚えがある」と言える問題が4つありました。
  ・PART1で、JRと道路が平行に走っている写真。
  ・PART7で、農産物種子のメーカーの合併に関する記事
  ・  〃    大学主催のセミナーの案内(次年度の時期変更連絡付)
  ・ 〃    イタリアに出張するBOSSへの伝言メモ
 実は、今までも、CPAの監査報告書やE−mail等の題材をみて、「あれ、何か見覚えが・・・」と思っていたのですが、確信がありませんでした。
 しかし、今回は断言できます。おかげで、PART7の問題を解く際、少し時間的・精神的な余裕が出来ました。
 噂では、わざと同じ問題を紛れ込ませ、その平均得点を比較することによって、各回の受験生全体の能力差の調整をしているとか・・・。でもそれって変ですよね。私の様に複数回受験する人間が同じ問題を解いた場合は、後の試験の点の方が高くなるはずですから、正確な比較が出来るはずはありません。
 まあ理由はともかく、この点からも、TOEICは出来るだけたくさんの回数受験した方が有利だといえるでしょう。


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